社交ダンスを始めようと思ったら、たいていの場合は教室に行って資格を持った先生に習うことになるのではないかと思います。
中には知り合いの方が社交ダンスをされていて、その方に教えてもらうといったパターンもあるかと思いますが、誰に習うにしても習うときに気を付けなければならない点があります。
それは、その人がどのような先生か、というところです。
極端な話、良くない先生に当たるとせっかくのダンスが楽しめなくなることもあるんです。
ということで、今回は体験レッスン時にあったら要注意なポイントをいくつか挙げてみます。
もちろん先生探しは『人による』ので一概には語れないのですが、たくさんいる先生の人となりをはじめから知ることは不可能です。
ですので、あくまでも一般論として、また自らの経験談をお話しします。
暴力や暴言がある
直接的な「バカ」とか「アホ」とか。
もちろん先生との信頼関係で変わってきますが、普段のトークではなく技術を教えるのに必要なワードではありませんよね。
暴力については言うことはありません。
こんな先生いるの?
って思われるかもしれませんが、本当にいるんです。
踊っている最中に足が当たったとかいう理由でけっこうな威力で相手の足を蹴ったり、デモンストレーションで踊り終わった後、見えないところで思いっきり頭をひっぱたいたり。
こんな先生を私はこの目で見たことがあります。
こんな先生に習うことなど何もありません。
ネガティブな発言が多い
この項目は私自身がネガティブ思考寄りなので自省の念も込めて書いています。
これをされるとだんだんとモチベーションが下ります。
指導の中で、どうしても否定する場面というものは存在します。
ですが、過度の否定は必要ありませんし、余計な一言を付け加える必要もありません。
否定的な言葉も、言い方ひとつでマイルドになります。
状況を正確に伝え、弱点の克服へのモチベーションを上げてくれる先生が理想的ですよね。
敬語を使わない
先生の中には初対面から敬語を使わない人もいます。
これがフレンドリーに接していると言えば聞こえがいいですし、実際にそうしてもらった方が気安い感覚になれる方もいるかもしれません。
先生の方がかなり上の年齢なのに完全に敬語で話されると立ち位置に困ってしまうこともあるでしょう。
しかしながら、基本は『親しき中にも礼儀あり』です。
年齢の件でいうと、見た感じ年齢差がはっきりしている場合は状況によってタメ口でも問題ない気がします。
ですが見た感じ大差ないのに相手の方が年齢が下と聞いた瞬間にいきなりタメ口になるような人は先生でなくても違和感があると思います。
こういう行動をとる人は、下に見た人のことなど本当にどうでもいいのです。
結果的に習う側がぞんざいな扱いをされることになります。
教える立場だからと習う立場の人を下に見るのはおかしいのです。
相手のことを敬う気持ちをお互いが持って接し、どのようなときも対等の立場であるべきでしょう。
また、年齢差関係ない場合もやはり注意が必要です。
人と人との付き合いは世間一般の良識というものが存在しているはずです。
そう考えると、初対面の人と接する際に配慮すべき点というものも存在しているといえます。
他者との距離感をどう感じるかは個人によって違います。
距離感に違和感を感じない人=自分が許容できる人であると思います。
あれ?と感じたらちょっと考えてみてください。
『社交ダンスの先生選びのコツ』まとめ
体験レッスンなどで先生と実際に接したとき、以上のような特徴があったら要注意です。
これらはよく聞く話というだけにとどまらず、実際にこういう先生を目の当たりにしてきました。
上記の注意点は一般的に見ればごくごく当たり前のことです。
ここを読んでくださっている皆さんは社交ダンスのことをまだあまり知らないかもしれません。
社交ダンスの界隈ではこれが普通という、世間的に見れば信じられない慣習などはあるかもしれませんが、殊に対人関係では一般的に接してくれる人を選ぶ方が失敗がないと思います。
社交ダンスは芸事なので、などという言い訳をせずに、多くの人が楽しめるようにするべきだと私は思います。
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