以前の記事にも書きましたが、最近は社交ダンスの健康効果が一般的に認知されつつあるようです。
では、この健康効果をさらにアップさせる方法をご存じでしょうか?
今回は皆さんが知っているようで知らない健康効果アップの方法を解説していきます。
これらの方法は、ご自身に無理のない程度に、持病やリスクを持った方は医師との相談の上、十分注意の上で行ってくださいね。
社交ダンスを踊る頻度を高くする
踊る頻度を高くすることによっていろいろな効果があります。
健康面もそのひとつです。
厚生労働省の策定した『健康づくりのための身体活動基準2013』と『健康づくりのための身体活動指針(アクティブガイド)』の中にも毎日10分多く体を動かそうという指針『+10』というものがあります。
以下厚労省のホームページより引用
我々の実施したメタ解析では、+10によって「死亡のリスクを2.8%」「生活習慣病発症を3.6%」「ガン発症を3.2%」「ロコモ・認知症の発症を8.8%」低下させることが可能であることが示唆されています。さらに減量効果として+10を1年間継続すると、1.5-2.0kg減の効果が期待できます。
たかが10分ですが、されど10分です。
これだけで健康寿命がのばせます。
毎日少しでもステップを踏んでみたり、シャドー練習をしてみましょう。
また、健康面以外にもメリットは多いです。
例えば前回の練習の記憶も残っているので上達も早まります。
大きく体を動かす・動きにストレッチを感じる
せっかくダンスをしているのですから、大きく体を動かしてみましょう。
普段のあまり疲れない歩幅から、少し頑張って大きいステップにするだけでもOKです。
また、体を動かす際にゆっくり大きく体にストレッチを感じて動いてみましょう。
スタンダード種目のスウェー時や、ルンバ・チャチャチャのニューヨークなどがわかりやすいですね。
スウェー時に体の側面を曲げるだけではなく、反対側が伸びていることを意識してみましょう。
ニューヨークは胸を開いて、胸から腕にかけて大きく伸ばしていきましょう。
普段動かすことのない筋肉が動くとダイエット効果も高まりますし、体もほぐれてきて肩こりなんかにも効果がありますよ!
もちろん大きな動きはダイナミックなダンスにつながりますよ!
ステップとともに呼吸する
上記のストレッチにも近いのですが、呼吸をすることで胸部や腹部の内面から動かすことにつながります。
ヨガの考え方に近いかもしれません。
また、しっかりと呼吸をすることで心肺機能の向上が見込めますし、酸素を取り込んで運動することで脂肪の燃焼が期待できます。
自然な呼吸をすることで体の力も抜けて無理がなくなります。
ホールドが固いと言われる方は、自分のホールドを作った後に一度深呼吸してみましょう。
そして踊っている間はゆったりと大きい呼吸を維持して踊ってみましょう。
これだけで踊りが嘘のように軽くなったりしますよ。
音楽のリズムと呼吸のリズムを合わせてステップしてみましょう。
音楽にのって気持ちよく踊れますよ!
強度の高い練習前には準備体操
急加速、急ブレーキなど、急のつく運転は危険だと言われます。
もちろん人間の体も同じです。
急に強度の高い運動をすると心臓に負担がかかったり、筋を痛めたりしやすいのです。
全身を軽く動かすことで体の準備を整えるとケガのリスクを下げられますし、筋肉が円滑に動くことによってダンスのパフォーマンスも高まります。
そんな準備体操ですが、ラジオ体操が便利です。
全身をまんべんなく動かせるすぐれものですよ!
だいたい誰でも知っているのでみんなで一緒にできるのもポイントが高いですね。
踊る前の軽い準備体操を取り入れてみてくださいね。
誰かと一緒に練習
一人で黙々と練習するのが好きな方もいらっしゃると思いますが、誰かと同じ空間にいるだけでもOKです。
お互いがお互いを高めあって練習できますし、見られている意識は脳の活性化につながります。
それに人が見ていると思うとなんとなくさぼりづらいし(笑)
もし倒れても誰かが助けてくれるかもしれないというのもありがたいですね。
『社交ダンスの健康効果をさらに高めてくれる練習方法』まとめ
ということで今回はダンスの健康効果をさらにアップさせる練習方法について解説してみました。
これらの方法は健康効果のアップはもちろん、ダンスをよりよくする効果もあります。
是非練習に取り入れて実践してみてくださいね!
今回の記事を書くにあたって健康運動実践指導者のための勉強が大いに役立ちました。
せっかく資格を取ったのでこういうところで使わないと…。
この記事へのコメントはありません。