今朝ほど郵便物を回収しようとしたら、大きいゆうパックが郵便受けに入っていました。
引っ張っても取れないので力づくで引っ張りだしたら自分宛ての郵便物でした。
楽天かAmazonでなんか買っただろうかと思いつつ、取り合えずテーブルの上に放置して数時間後。
ご飯を食べようとテーブルについたときにゆうパックの存在を思い出し、開封することに。
するとビニール袋に包まれた、なにやらたいそうなものが出てきました。
よく見ると登録証と書いてあります。
この辺でこれが何かをようやく理解しました。
これは健康運動実践指導者の登録証だったんです。
手触りのいい厚みのあるグリーンの表紙を開けると登録証がお目見えしました。
しまった、こんなことなら無理やり郵便受けから引っ張り出すんじゃなかった…。
ダンス業界の闇の部分
私が社交ダンスの講師の資格を取得してからいつの間にか10年以上もの時間が経過しました。
しかしながら、その後、運動に関する理論や正しい知識、人に教授する方法などは社交ダンスの講師の資格を取るときもまたその後の技術講習などでもほぼ勉強する機会はありませんでした。
社交ダンスの講師の資格を得るために必要な知識は種目毎のステップを数種類と、そのステップについてのちょっとした認識、少しの用語だけです。
他人に何かを教えるための方法や、運動指導するために必要な人体の知識というものは全く教えられることもなければ、問われることはありません。
近年、社交ダンス教室は長らく適用を受けていた風営法の対象外となりました。
これにより、社交ダンス講師の資格はただの民間資格になりました。
取得をお考えの方はご一考ください。
先生を選ぶ際にはご注意を
ということで、実はダンスを教えている指導者の多くは、自分は踊れても他人に上手に教えることができません。
そもそも指導の現場では、教えるというよりは見て覚えろというような前時代的な根性論がまかり通っているのです。
また、ダンスの理論的な知識はあってもそれをかみ砕いて他人に伝えることのできない指導者もいます。
さすがに生徒さんに向かって意味もなく怒鳴り散らしたりする先生は近頃見かけませんが、昔はそういう先生がおられたようです。
もしここを読んでおられる方で自分の先生がそのような方なら、他の方も誘ってすぐに辞めましょう。
お気づきかと思いますが、それはおかしいことなんです。
また、あまりにも若い先生だと資格取得見込みで教えている学生上がりの先生もいます。
何の職種でもみんな初心の頃があるはずなのでダンスだけを悪く言うことはできないのですが、残念ながら社交ダンスの業界は指導者を育てるようなメソッドはありません。
人にわかりやすく伝えたい
私は今まで社交ダンスを習い続けてきた中で、理論的でない、行き当たりばったりの指導の方法にずっと疑問を抱いていました。
人生始まってずっと大した運動をしてこなかったところに社会人から社交ダンスを始めた私にとって、体で覚えるというのは大の苦手でした。
というより今も無理です。
動いて覚える前の段階でどのように動くかを頭の中で整理してからでないと、動かして覚えるその一歩が出ないんです。
そのためには正しく整理された情報が必要でした。
その情報を自分の中でわかりやすく自分の言葉に直す。
そしてようやく体を動かす段階に至れるんです。
ダンスの知識はある程度持っていても、人体や解剖学の正しい知識に裏打ちされたものではなく、人がわかりやすいように伝える方法も感覚的なものでしかなく、自分の中では納得のいかないものでした。
疑問を抱いたときからそれらを独学で勉強していたのですが、せっかくなのでより正しい知識を身に着けたいと思って健康運動実践指導者という資格の取得を目指しました。
国が推奨する健康のための施策、運動指導の実習、運動生理学、バイオメカニクス、運動指導の心理学や運動障害の予防、救急措置等々…。
指導者としては当然知っておいた方がいい知識はもちろん、講習の受講者同士が互いに指導しあう練習は、実際の指導においても大いに役に立つでしょう。
社交ダンスの試験講習にも取り入れていただきたいところです。
コロナ禍で…
自分のイメージにぴったりの資格を見つけて、私は大いに喜びました。
さっそく申し込みをしていざ講習…。
と思ったらコロナ禍で集団での講習が不可能になったために試験や受講必須の講習会が開催されず、かなりの遠回りをしてしまいましたが、このたびようやく資格を取得することができました。
今後は解剖学や整体の技術などさらにつっこんだところも学びたいと思っています。
この記事へのコメントはありません。